繰り上げ返済とは、住宅ローンの返済期間中に、
残高の一部またはすべてを一括で返済することを言います。
元利均等返済においては、返済当初は元金がなかなか減っていきません。
しかし、こんな時こそ繰り上げ返済が有効!!
繰上げ返済分は借入元金に充当されるので、その分の利息をカットすることが
できるのです。
毎回支払う元金を先取りして繰り上げることで、返済回数を減らし、返済期間を
短くするというものです。
期間が短縮される分の利息も減るため、
月々の返済額を減らすよりも、総返済額は少なくなります。
返済期間を据え置いて、繰上げ返済後の月々の返済額を軽減するというもの。
期間短縮型に比べると、軽減される利息総額は少なくなります。
@返済開始後、早い段階で繰上げ返済をする
繰上げ返済した金額は、原則としてすべて「元金」の返済にあてられます。
返済を開始した当初は、毎回返済額に占める利息の割り合いが多いので、
早い時期に行えば、少ない元金返済で多くの利息を解消することができるのです。
A金利の高いローンを優先する
金利が高ければ、それだけかかってくる利息も多くなるので、
複数の住宅ローンを利用している場合は、金利の高いローンを優先的に返しましょう。
繰上げ返済の額によっては年末の住宅ローン控除額が少なくなったり、
打ち切りになることもあります。
とはいっても、100万円の繰上げ返済を行っても減少する控除額は単純計算で年間1万円。
それに対して、繰上げ返済によってローンの利息の軽減効果は何十倍なので、
繰上げ返済する資金があるなら、早めに実行した方が有利といえます。
公庫融資の場合・・・期間短縮型で3150円
返済額軽減型で5250円
全額繰上げ返済なら無料
銀行ローンの場合・・・3150円〜5250円程度
固定期間選択型の場合、3万円〜5万円程度
SBIモーゲージの場合・・・無料
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