返済方法には、「元利均等返済」「元金均等返済」といった基本的な返済方式の他に、
「ステップ返済」など、さまざまなタイプがあります。
借入額も金利も返済期間も同じなのに、返済方法の違いによって毎月の返済額が大きく
変わってくるのです。
毎回の返済額が一定になるように元金と利息の割合が変わってくる仕組み。
毎回同じ金額を払っていけばよいので、資金計画が立てやすいというメリットがあります。
(※変動金利型では、この方式でも金利変動によって返済額は変わる)
ただし、はじめのうちは元金がほとんど減っていきません。
この、はじめのうちに繰り上げ返済をする、というのも一つの手ですね。
毎回の返済額に含まれる元金を一定にするという方式。
返済当初の返済額は(※元利均等の2〜3割ほど)多くなりますが、
返済が進むにしたがって負担が軽くなってくるものです。
また、コンスタントに元金を返していくので、その分かかってくる利息が少なく、
総返済額では元金均等が有利となります。
毎月の返済に加えて、ボーナスでも返済すれば、毎月の返済額はそれだけ少なくなります。
例えば、3000万円を35年で返す場合、
3000万円のうちのいくらかをボーナスで返すとすると
1000万円・・・月々の支払い 76,970円
ボーナス月の支払い 308,694円(うち加算分は231,724円)
500万円・・・ 月々の支払い 96,213円
ボーナス月の支払い 212,074円(うち加算分は115,862円)
ただし、ボーナスは景気や、勤務先の業績に左右されるので、あまりボーナス時の返済額
を多くし過ぎない方が無難です。
返済を開始した当初数年間の返済額を低く抑えるというもの。
6年目以降になるといきなり返済額がアップするので、将来確実に収入の増加が
見込める人でないと、安易に利用してはいけない制度です。
借入資格のひとつに、年齢制限があります。
公庫の場合では、70歳以上の人は利用できませんし、また、80歳までに完済しなければ
なりません。
こんな場合には、一定の条件を満たすローンの後継者がいれば、年齢がいくつであっても
借りられるし、最長の返済期間が活用できるのです。
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